LOデッキとは、そしてSMにおいての立ち位置
やさしいLO考察の導入
ライブラリーアウト(Library Out)とは、主に山札切れを指します。
ポケモンカードのルールとして、ターンの初めのドローができなくなったプレイヤーは負け(山札が0枚になった時点では決まらない)というものがあり、それを狙うデッキのことをLOデッキと呼びます。
SM環境においても、LOデッキを狙ったデッキというのは数多く発明されています。
LOのK.O.率は果たして...
XY時代のLO環境
いきなり過去の話からで初心者の方には知らない言葉が多く出てくるかもしれませんが、新しい知識の吸収として読んでいただけるとありがたいです。
まず結論から申しますと、XY時代のLOデッキはかなり有効なデッキであったと言えます。
なぜなら、プラターヌ博士やシェイミEX、バトルコンプレッサーといった強力なカードによって、1ターンで削られる山札の量が非常に多かったからです。
ゲームスピードとしては、史上最速環境と私は感じていました。
さらに、1エネで2枚削れるヘルガーEXやホルビー、最大で4枚削れるアイアントやロケット団の工作といった安定して山札を減らせるカードが豊富にありました。
これらによって、LOデッキを作ってしっかり勝ちにつなげるムーブの計算がしやすかったと言えます。
SM時代のLO環境
さて、本題のSM環境ですが、何を言いたいかはXYの説明の対比を考えてもらえばわかるかとおもいます。
まず一つに、ドローカードの弱体化です。
先ほど紹介した3枚のカードは消え去り、1ターンで消費できるカードの枚数は平均して10枚程度になりました。これではデッキを削り取る前にサイドを6枚とられてしまいます。
さらにデッキを削るポケモンたちも、あまり強力なカードは出ていません。
主に相手のデッキをトラッシュするテキストがあるのはこの4匹です。
リザードンGXは、GXワザで10枚も削れる魅力あるカードですが、いかんせん立てるのに安定感がないです。
マグカルゴGXは、GXワザを切ってまで5枚しか削られないのが微妙なところです。
アイアントに関しては、どうして1エネで撃たせてもらえなかったのでしょうか...?
ドサイドンは、退化スプレーがない現状活躍は難しそうです。
さて、ここまで読んで、
「なんだかんだ言ってもリザードンGXで一度10枚削ってしまえば、あとはアイアントとかでLOまで持っていけそう...」
と思った方も多いと思います。
しかし、そうは問屋は卸しません。
LOデッキと相手にバレた後の展開
そうなのです。当たり前ですが、LOデッキはその特徴的な構成から、相手にこちらの策略が一瞬でバレてしまいます。
XY時代は、例の3枚に展開を依存しているデッキが多かったのに加えて、先行1ターン目でデッキの半分以上を消費するドヤ顔プレイが飛び出すことも多々あったので、バレた後でも相手はリカバリーが困難な状況に陥ることも少なくなかったのです。
しかし、SMの最強ドローカードは現状シロナであり、特性でいうとゾロアークGXの2枚ドローです。相手は省エネプレイを心がければLOには到達しないですむでしょう。
さらに、仮にリザードンGXでGX技を決めたとしても、その後にリザードンが倒されてしまえば、後ろのアイアントたちは一撃で沈められていくことは容易に想像できます。
結論
SM環境の下では、LOデッキで勝利を稼ぐのは難しいと考えています。
LO狙いがバレた瞬間に勝ち筋が消えるといっても過言ではないかもしれません。
そう、バレたら...ですけどね?
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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LOデッキは組むのも対戦するのも緊張感があって楽しいことは間違いないです!
また、あくまで個人的な考察ですので、自分が信じた強さを追いかけて行ってください!
また、今日18:00ごろにLOデッキを紹介したいと思いますので、そちらも見てくれると嬉しいです!
ではでは